前回の記事では、企業型DCをやっている人は「とにかくログインして運用状態を確認してみましょう」という内容でした。
今回は「より良い商品の見つけ方」についてお話します。
この記事を読めば「商品のどこをチェックすれば良し悪しが判断できるのか?」という疑問について、理解が深まると思います。
「良い商品」とは?
さっそく結論です。
私の考える「良い商品」とは「中身がわかりやすい商品」の事です。
「中身がわかりやすい商品」を満たすための条件は、以下の2つです。
・運用スタイルが「パッシブ型(インデックス型)」である事。
・信託報酬(手数料)が安い事。
ではそれぞれ説明します。
運用スタイル「パッシブ型(インデックス型)」
各商品には「運用スタイル」があり、「パッシブ型」と「アクティブ型」の2つに分かれています。
↑赤枠の箇所です。
・パッシブ型
パッシブ型は「インデックス」とも呼び、「〇〇の指標と同じ値動きをする商品」の事をいいます。〇〇の部分には「日本国内の株価」や「先進国の株価」といったものが入ります。
・アクティブ型
アクティブ型は、「パッシブ型よりも優れた成果を目指す商品」の事をいいます。
ざっくり説明するとパッシブは平均点を目指す商品。アクティブは平均点を超える努力をする商品。といった感じです。
信託報酬(手数料)
信託報酬は、商品を販売している投資機関に払う報酬の事です。手数料です。
シンプルに「信託報酬が低い商品」がおすすめです。
必然的に「パッシブ型」になってきますが、パッシブ型の商品が複数ある場合は信託報酬が低い商品を選ぶと良いでしょう。
まとめ
私のおすすめする商品選びのポイントは、以下の2つです。
・運用スタイルが「パッシブ型(インデックス型)」である事。
・信託報酬(手数料)が安い事。
前回の記事でご紹介した方法で「商品の過去の長期的な値動き」を見つつ、今回のまとめを参考に商品を選んでみましょう。
次回は「目論見書」についてお話します。
「目論見書」とは「商品の取説」です。
商品を選ぶうえで非常に大事なポイントとなりますので必ずチェックしましょう。
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