【企業型DC】企業型確定拠出年金、見直ししてますか?

企業型確定拠出年金

皆さんは企業型確定拠出年金(以下:企業型DC)もしくは個人型確定拠出年金(以下:iDeCo)で積み立て投資をしていますか?

今回は、私の勤め先で積み立てている企業型DCの運用実績について、記事にします。

この記事を読めば「企業型DCの見直しをしたいけど、調べ方がわからない!」という疑問を持つ方の一つの参考になると思います。

また、「企業型DCをこれから行う方」にとっても有益な情報となると思います。

結論

結論は「まずログインしましょう」です。

運用商品は自分に合った運用方針で商品を決めるべきです。

以下は参考例ですが、「よくわからない!なんでもいい!てか増やしたい!」という方は積極運用をおすすめします。

積極運用派の例⇒ 100%株式(海外株式90%、国内株式10%)←おすすめ!

安定派の例①⇒ 海外株式25%、国内株式25%、国内債券25%、海外債券25%

安定派の例②⇒ 債券=自分の年齢%、残りを海外株式+国内株式

各色のグラフは何を表しているのでしょうか?

企業型DCとは?

・企業が掛金を毎月、従業員の年金口座に積み立てしてくれる。(積み立てする事を「拠出する」といいます)

・従業員自らが年金資産の運用を行う。

・運用成績によって将来受け取れる退職金・年金が変動する。

メリット

・掛金は所得税の対象にならない。(節税メリット

・運用で利益が出た場合は非課税。(本来なら約20%の税金がかかる)

・運用後の受取時、退職所得控除、公的年金控除の対象となる。

デメリット

・原則、掛けたお金は60歳を迎えるまで現金化出来ない。

・罠商品があり、最適な商品を自分で見極める必要がある。

新規加入方法

加入方法は勤め先の総務に聞くのが手っ取り早いです。勤め先で企業型DCを行っていない場合は、個人型のiDeCoで運用しましょう。この場合は証券口座が必要になります。(iDeCoの説明はここでは割愛します。)

運用商品見直し方法

本題です。

既に加入している方は、運用商品の見直しをしましょう。

こちらも勤め先の総務に聞くのが手っ取り早いです。私は総務に「確定拠出年金の見直しをしたいが、ログインIDとパスワードがわからない」と相談したら、1週間程度で再発行されました。

↑これを面倒くさがっていたら、もったいないです!

私は2008年頃から企業型DCで積み立てをしていますが、2019年までは一度も見直しをしませんでした。見直しをしたことが無いという方は是非一度見直しをしてみましょう。

実際にどんな商品があるか調べましょう

私の勤め先では三菱UFJの企業型DCを採用しています。(勤め先により、運用商品の種類や内容が異なります)

以下がログイン後の画面です。

ログイン後画面

私は昨年10月頃に見直しを行い、現在は運用利回り4.37%となっており、約65万円の掛金に対して約+19万円の評価益が出ています。

100%株式での運用なので、日々乱高下していますが、「毎月コツコツ掛ける事でリスク分散出来ているので55歳くらいまではこのまま放置の予定」です。

仮に4.37%で残り27年間運用できた場合、掛金約240万円に対して評価額は約650万円となります。夢みたいな話ですよね!

話を戻します。上記赤枠の「運用商品お助けBOX」を開きます。

小さすぎて見えませんが、こんな画面が出てきます。

これが現在選ぶことのできる商品です。大きく7種類に分類されます。

①元本保証型・・・掛金が一切変動しない商品。(増えない、減らない)

②バランス型・・・内容おまかせ商品(株と債券のブレンド商品)

③国内債券・・・国債と連動する商品。

④国内株式・・・国内の株価と連動する商品。

⑤外国債券・・・外国債券と連動する商品。

⑥外国株式・・・外国の株価と連動する商品。

⑦その他・・・REIT=不動産、純金=金の値動き に連動する商品。

続いて、商品実績比較ツール(赤枠)を開きます。

ここで、各商品の過去1年~10年間の値動きを比較することが出来ます。

まずは、過去3年間の値動きを見てみましょう。↓

今回は各カテゴリを代表する6つの商品の値動き(過去3年)を比較しました。

水色の「外国株式」の成績が最も良い事がわかりますが、値動きも激しいですよね。

続いて、過去10年間の値動きも見てみましょう。↓

過去10年間の値動きです。ピンク点線のJ-REIT(不動産)と水色の外国株式の成績が良い事がわかります。値動きも激しいです。各商品の特徴は下記の様になりました。

①元本保証型・・・最も増えていない商品。10年間で+0%(1倍)

②バランス型・・・国内株式と国内債券の中間の値動き。10年間で+75%(約1.75倍)

③国内債券・・・増減がほとんど無い商品。10年間で+20%(約1.2倍)

④国内株式・・・値動きが激しい。10年間で+125%(約2.25倍)

⑤外国債券・・・値動きが緩やか。10年間で+60%(約1.6倍)

⑥外国株式・・・値動きが激しく最も大きなリターン。10年間で+200%(約3倍)

⑦J REIT(国内不動産)・・・値動きが激しいく、株価と連動しない値動き。10年間で+170%増加(2.7倍)

こんな感じで商品を比較して、自分の納得できる商品で資産を増やしていきましょう。

まとめ

「まずはログインしてみましょう」

自分が加入している企業型DCはどんな商品があるか?

比較したらどれだけ違うのか?

とりあえずここまで調べて、自分が運用している商品の値動きを理解してみてはどうでしょうか。

次回は、「より良い商品の見極め方」について記事にします。

罠商品かどうかを自分で見極めることが出来れば、運用益UPに繋がるかもしれません。

値動きだけではなく、商品の内容まで理解したうえで、納得のいく商品で積み立てをしていきましょう!

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